仕事や家事、育児……。日々忙しく過ごしている中で、自分とミーティングする時間を取るというのはとても重要です。
「どうして自分はこの仕事をしているのか?」
「最近、何だか疲れるけど……この疲れはどこから来てる?」
自問自答してみると、思わぬ答えが浮かび上がってくることも。
自分を見つめ直す時間を持つことで、働き過ぎていないか・無理をしていないかの棚卸し作業ができます。この作業をおこなわないまま、きつさや疲れを抱えたまま仕事などをこなしていると、何かの拍子に自分の中のエンジンがストップしてしまう可能性があるでしょう。
限界を迎える前であれば、少し休養すれば復活できるかもしれません。ですが、完全に疲れ果ててしまったら、回復までに時間がかかるでしょう。自分のキャパシティーを理解するのは、とても重要なポイントです。
自分とのミーティングをおこなうことで、時間の効率化や無理をしないで自分らしく生きるためのステップアップができますよ。
本記事では、自分とミーティングをおこなうメリットやベストなタイミング、やり方などを詳しくご紹介します。
自分とミーティングする時間を取ろう
どんなに忙しくても自分とミーティングする時間と取るようにしてみましょう。
人間誰しも、自分に合った働き方や時間の使い方というものが存在します。自分以外の人ができるからといって、自分も同じようにできるかはわかりませんよね(逆もまたしかり)。
「あの人も頑張ってるんだから、自分も同じくらい頑張らないと」
そんな気持ちで仕事をこなし、不調を抱えてしまったとしても、自分とミーティングする時間を取らなければ、そのまま突っ走ってしまいます。結果、思いがけない体調不良や不眠、ストレスなどに悩まされてしまう恐れがあるでしょう。
定期的に自分とミーティングするように心がけておけば、自分の心をスッキリと整理できますよ。
自分とミーティングをおこなうメリット
自分とミーティングをおこなうことによって得られるメリットはたくさんあります。その中でも知っておいて欲しいのが、下記の3つです。
- 発見
- 回避
- 理解
発見
自分とミーティングする過程で、無理し過ぎている自分自身を発見できます。無理している自分に気づけるということは、より良いペースをつかむのに役立ちます。
回避
疲れてしまい、動けなくなってしまう前に引き返すことができるというのもメリットです。そのまま進んでしまえば、取り返しがつかないトラブルや問題に行きあたってしまうようなことも事前に回避できます。
理解
自分のキャパシティーがわかるというのはとても重要なポイントです。「この人は実現可能だったけど、自分にはできない」「自分のキャパ的には、Aを同時におこなうのはやめておいたほうが良い」といったことも、自分とミーティングする中でわかってきます。
自分とミーティングするタイミング・やり方
自分とミーティングするタイミング
- 疲れたな、と思った時
- 週に一度
- 一日の終わり
「いつもより疲れたな」など、精神的にも肉体的にも疲弊している時こそ、自分とミーティングする必要があると言えるでしょう。
- どんなに寝ても疲れが取れない
- 眠れない
- 精神的にどんよりしてしまう
そういう傾向があるのであれば、今一度自分のこなしているルーティーンや仕事などを見つめ直すことをおすすめします。週に一度や一日の終わりなど、決まったタイミングで自分を見つめ直すのも◎。
自分とミーティングするやり方
- ①今やっていることを書き出す
- ②精神状態を分析
- ③物事の取捨選択
- ④物事の優先順位を決定
①今やっていることを書き出す
自分がこなしているルーティーンや仕事内容などを細かく書き出します。一つひとつの難易度(自分にとっての)なども書き出しておくと、どういうことが得意・苦手なのかがハッキリします。やっていること以外にも、やるべきことも書き出してみてください。
②精神状態を分析
書き出した項目それぞれに対して、どういう精神状態なのかを分析します。「これをやるとかなり疲れる」「他のことをやるよりも時間がかかる」というような、ライトな分析で構いません。
③物事の取捨選択
- どうしてもやらなければならないこと
- やったほうが良いこと(期限付き)
- やったほうが良いこと(期限なし)
- やらなくても良いこと
上記4つに物事を振り分けます。その中で、自分にとってそれが得意なのか苦手なのかもしっかりと把握しておきましょう。そして、「どうしてもやらなければならないこと」「やったほうが良いこと(期限つき)」以外の「苦手分野」に関してはバッサリと捨ててしまってもOKです。得意なものは、息抜きとして一つ二つくらいやってみても良いでしょう。
④物事の優先順位を決定
期限付きのものなのか、そうでないものかによって物事の優先順位は違ってきます。まずは期限付きのやるべきことを優先順位の上位に置きます。
また、苦手なものから取り組んだ後に得意なものへ取り組みたい人もいれば、逆の人もいるでしょう。自身の特性に合わせて、物事の優先順位を決めてみてください。
自分とミーティングすることで、「どうしてこの物事をしなければならないのか」「これを最初にやったほうが良い」「これは別にしなくても良い」というように、やるべきこと・目的などがスッキリとまとまります。
自分と向き合い、自分を知ろう
自分とミーティングをおこなうことで、自分の現状をしっかりと把握できるということがおわかりいただけたでしょうか。
「自分ならやれる」と根性論で思っていても、心や体が限界を迎えていること多々あります。ギリギリの状態で頑張り続けると、ちょっとしたことで糸が切れてしまうことだってあるでしょう。そうならないためにも、自分の現状を冷静な目で見つめ直す時間が必要なのです。
今やっていることを全て投げ出す必要はありません。自分のペースを把握し、それに沿って行動すれば良いだけです。手放せるものは手放してみると、肩に入っていた力が自然と抜けていくでしょう。
あれもこれもと背負い込んで、疲れてしまっていませんか? 今一度、自分の現状を知っておきましょう。
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