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発達障がい(発達障害)の診断がつかずにグレーゾーンにいる人はどうすれば良いの?

「仕事も人間関係も何もかもうまくいかない……」

そう思い悩んでいる発達障がい(発達障害)グレーゾーンの人は多いです。発達障がいという診断は下らないものの、その傾向があるグレーゾーンにいる人たちは、生きづらさを感じながら生きるしかないのでしょうか?

……その答えは「NO」です。グレーゾーンだからこそ、「学ぶ」必要があります。この記事では、グレーゾーンの人が具体的にどんな行動を取るべきかについてご紹介します。

発達障がい(発達障害)の診断が下らなかったグレーゾーンのあなたがやるべきこと2つ

発達障がい(発達障害)グレーゾーンであることがわかったなら、「放置」するのは最良の方法とは言えません。何故なら、グレーゾーンという診断を医師が下したなら「何かしらの発達障がいの傾向がある」ということ。

発達障がいではないからと放っておいて困り感や生きづらさが軽減するというものではありません。発達障がいグレーゾーンであるとわかったなら、下記の2つを順番にやってみましょう。

①自分の傾向を知る

まずは、医師の診断やインターネット・書籍などの発達障がいのチェックリストなどで「自分はどんな傾向があるのか」を知ることが重要です。

発達障がいと一括りにされることも多いですが、いくつもの疾患が存在しています。

  • 自閉症スペクトラム障害/自閉スペクトラム症(ASD):対人関係に苦手さや独特なやり取りがある、興味や関心を惹かれるものが限定している、同じ行動を繰り返す など
  • 注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害(ADHD):注意や集中する力が弱い、いつもソワソワと落ち着きなく動いてしまう、衝動的な行動や言動を取る など
  • 学習障害(LD):読み書きをすること、聞いたり話したりすること、計算すること、多分校だろうと推論することのうち、いずれかもしくはいくつかがかなり苦手

自分にどんな傾向があるかを知ることが、グレーゾーン故の生きづらさを緩和するためには必要です。

②苦手なところを伸ばす(成長させる)

傾向がわかったなら、症状や特性による「苦手」を成長させてみましょう。ASD傾向ならASD向けの、ADHDの傾向があるならADHD向けの訓練をおこなうことで、社会で生きるために必要なスキルを獲得できます。

しかし、いくら自分の苦手部分や特性がわかったとしてもどうやって学べば良いのでしょうか? 自分を成長させる、学ぶ方法の見つけ方について次の項目で詳しく解説します。

自分を成長させるには?学ぶ方法について

グレーゾーンにいる人が、自分の特性や苦手感と向き合えたら、後は「成長」するための学びを得るだけです。この項目では、発達障がい(発達障害)グレーゾーンにいる人の生きづらさや困り感を和らげる「学び」を得る方法についてお伝えします。

①書籍やSNS

発達障がい(発達障害)について、基本的な知識を得られる書籍を1冊は読んでおくと、自分がどんな傾向を持っていて、どういう時に困り感が出るのかを把握できます。

同じ診断名がついている人でも、特性や困り感は多種多様なので、書籍の情報だけでなく、SNSなどで当事者の声に触れ、どういう対策をしているのか? どうやって生きづらさと向き合っているのかなどをチェックしてみるのも良いでしょう。

②専門家に相談

書籍やSNSである程度の「学ぶ方法」は確認できるかもしれません。ですが、先に書いたように「特性や困り感は人それぞれ」です。Aさんには有効な学び方も、Bさんには全く効果がない……という可能性も考えられます。

自分に合った学び方を知りたいなら、専門家に頼るのが良いでしょう。

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