物事に飽きやすい。
そう言うと、マイナスイメージを持たれやすいですよね。
- こらえ性がない
- ちょっとしたことで放り出す
- 途中で投げ出す
そんなイメージを思い描く方も多いでしょう。
自分だけのことなら別に周りに迷惑かけることもないから気にしないけれど、仕事や他の人も関係するイベントなどで、この飽き性な一面が出てきてしまうと参ってしまいますよね。
「どうしてこんなに持続性がないんだろう」
そう自分を卑下しなくても良いのですよ。この記事では、物事に飽きてしまう自分自身を許せるように、理由やその対策方法についてご紹介します。
物事に飽きてしまう理由
物事に飽きてしまうのには、様々な要因が考えられます。複数の理由が組み合わさっている場合もあるでしょう。ここでは、物事に飽きてしまう代表的な例についてお伝えします。
集中力が足りない
集中する力が弱いと、いま目の前にある物事が面倒になってしまい「もう、やーめた」と投げ出してしまいます。あちこち興味が移ろいやすい方は、集中力が足りないために飽きっぽい場合が多いです。
流されやすい
「今この瞬間が楽しければそれで良い」「楽しいほうへ、ラクなほうへと目が向いてしまう」「他の人に別のことへ誘われたからそっちに行く」と思ってしまう方も、物事に飽きてしまう傾向が強いでしょう。物事に飽きたから手を止めた結果、どういう未来が待ち受けているのかを想像できず……刹那的な考えによって物事を放り出してしまいます。
不安感
「あれもやっておかなきゃ」「これをしたら、最悪な展開になりそう……」など、現在おこなっている物事以外の気になることやマイナスイメージを膨らませ過ぎると、どんどん物事をおこなうのが不安になってきます。結果、自らの不安を回避するために「もう飽きた」と、思考が物事を拒絶してしまうのです。
常に刺激を求めている
平らな道を歩いて行くのが嫌な方・人とは違うことをしたい方など、いつも刺激に満ち足りた生活を望んでいると、1つの物事を継続させるのが難しい傾向にあるでしょう。
興味がない
関心がない物事を続けるのは、かなりのエネルギーが必要ですよね。興味がないことを飽きずに継続するのは何かしらのモチベーションや目標がないと難しいでしょう。
物事に飽きた時に起こる最悪の展開
ほとんどの方は、物事に飽きてしまった経験があるはず。やりたくないことをしなければならない時、目の前のものを放り出してしまうことってありますよね。
ただ、飽きたとしてもやらなければならないことはちゃんとこなさないと、最悪な展開を迎えてしまう恐れも……。
仕事をクビになる
仕事上で発生する業務を「飽きたから」という理由で放り出してしまえば、仕事が回らなくなります。やらなければならないことをやらないと、会社にも迷惑をかけてしまいますよね。
結果、社内におけるあなたの評価は著しく下がってしまうでしょう。それだけならまだしも退職を促されるような事態に発展してしまう可能性も考えられます。
人間関係が悪くなる
- 飽きてしまったから他の場所に行きたいと言う
- 遊んでいる途中で飽きてしまったから帰る
プライベートで友人と遊ぶ際に上記のようなおこないを続けていると、どんどん人が離れて行ってしまいます。仮に黙っていたとしても、「何だか付き合いが悪い」「楽しくなさそう」と相手から思われてしまい、お誘いがかからなくなることも。
信用されなくなる
物事に飽きっぽい方が「今度は絶対続ける!」「次こそは本気!」と言ったとしても相手に信じてもらえません。周りからは「どうせまた途中で投げ出すのだろう」と思われがちです。
自分への劣等感
「何故、自分はこんなにも物事に飽きてしまうんだ」と、自分のことが嫌になってしまいます。「誰だって飽きたりするから、そんなに考えこまなくても……」と言われたりもするでしょう。考えすぎだと言われることもあるでしょう。
でも、そんなの慰めにもなりませんよね。何をやっても飽きてしまう方は「他の人はできるのに」という劣等感を抱いてしまいます。
飽きっぽい性格の人に贈る具体的な対策方法
飽きっぽいことに悩んでいるのであれば、下記の対策方法を試してみましょう。
リスト管理
几帳面な人ならキッチリ管理、おおざっぱな人ならメモ書きでOKです。自分がやることを書き出してそれを可視化すると良いでしょう。何故それをやらなければならないのかも書いておくと◎。
この方法がオススメな人→流されやすい人・不安感が強い人
並行作業
いくつか別の案件を並行しておこなうことで、1つの物事に飽きたら別の物事をおこなう……という方法が使えます。
この方法がオススメな人→集中力が足りない人・常に刺激を求めている人
メリットを考える
「この物事をおこなうと、どういう未来があるか」を考えてみましょう。物事に飽きそうになった時に「これをおこなったら自分の望む未来が待っている」と思えば、踏ん張れる確率がアップするでしょう。
この方法がオススメな人→興味がない人・不安感が強い人
ただ、こういうテクニックでは「自己嫌悪」は消えません。
物事に飽きてしまう自分を受け入れたいけど…
どんなに対策したとしても、根本的には飽き性な性質が変わらない……そんな自分を受け入れられないという思考に陥ってしまう方は多いでしょう。
自分の性格(個性)を矯正するのはとても難しいことです。そうは言っても、時計の針はどんどん進んで行くもの。止めようもありません。あなたが悩んでいる間にも、時間は過ぎ去って行きます。
だからこそ……まずは自分を受け入れることから始めませんか? 物事に飽きてしまう自分を許し、自分自身を受け入れてみましょう。
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