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【発達障害グレーゾーンのお子様を持つ方向け】誤認識を正したい!どうすれば暴力や暴言を奮うのが駄目だと理解できるようになる?対策の一例を紹介

「子どもが友達に暴力をふるってしまう」

「どんなに悪いことだと諭しても、自分の言い分を曲げない」

そんな悩みを抱えている、発達障がいグレーゾーンの子どもを持つご家族様は多いです。社会には守られなければならないルールがあります。けれど、発達障がいグレーゾーンの子どもの中には、社会の常識よりも自分の考えが正しいと誤認識してしまっている子どもも……。

この記事では、発達障がいグレーゾーンの子どもが持つ重大な誤認識を正す方法について詳しくご紹介します。

誤認識を放置するのはNG!

誤認識をずっとそのままにしておくと、それが当たり前の日常になってしまう恐れもあります。ですから、緊急性の高い誤認識をそのまま放置しておくのは得策とは言えません

「暴言・暴力=強さ」じゃない

暴力や暴言は、とても強いものだと子どもは感じているかもしれません。ですが、ご家族様は「暴言・暴力は本当の強さではない」とわかっていますよね。

たしかに、暴言や暴力を使えば相手を委縮させて従わせることができるかもしれません。でも、それは恐怖で支配しているだけで、自分の考えに賛同してくれているわけでも、寄り添ってくれているわけでもないですよね。

暴言や暴力での支配を続けていると、やがてそれを奮う本人から人が離れて行ってしまいます。そのことを、親は子どもにしっかりと伝える責任と役目があります。

暴力や暴言は周りはもちろん本人も苦しめる

先にも書いたとおり、暴力や暴言の支配は長く続きません。それを続ければ続ける程、本人の周りからは人が離れて行ってしまいます。

「暴力や暴言は駄目なのだ」と、誤学習していた自分自身を改めたいと思った時には、もう誰も本人の周りには人が残っていない可能性が高いでしょう。

今までずっと暴力や暴言を奮っていたにも関わらず、「これからは絶対にしない」と言われても、あなたなら信じることができますか? ……難しいのではないでしょうか。

発達障がいグレーゾーンの子どもは、自分がやっていることが正しいことなのかわからずやってしまうところがあります。そういう時に教え、導いてくれる存在がいるかいないかでは、その後の人生に大きく差が出てくるでしょう。

暴言や暴力といった、他者への攻撃を孕んだ誤学習は、周りも本人も苦しめる結果を生んでしまうのです。

「いつか理解してくれる」のを期待する前に

――いつか自分で気づく時が訪れる。

たしかに、年齢が上がれば自分自身で気づくかもしれません。

「いつかきっと、気づく日が訪れるだろう」という考えはとても良いのですが、誤認識していることが相手への暴力などであれば、放置してしまうと取り返しのつかないことになってしまいかねないでしょう。ですから、その考えは一旦頭の片隅に避けておいてください。

誤認識を正すための手順

具体的に、子どもの誤認識を正すためにはどうすれば良いのか確認してみましょう。

子どもの誤認識を正すための手順
  • ①子どもの主張を聞く
  • ②社会のルール(常識)について話す
  • ③色んな角度から教えていく
  • ④他者理解を深める
  • ⑤具体的なポイントを話す

①子どもの主張を聞く

まずは、「社会のルール」を子どもに教える前に、子どもの主張を受け止めるようにしましょう。親にとっては「そんな無茶苦茶な言い分を……」と思うかもしれないことを、子どもが主張するかもしれません。でも、それを否定することなくしっかりと耳を傾けることが重要です。

②社会のルール(常識)について話す

子どもの主張を聞いて受け止めた後は、次ん社会のルール(常識)について話します。

「あなたはこう思っているかもしれないけれど、他の人が皆そういう考えではない」

「社会で生きていくためには、暗黙のルールを理解する必要がある」

ということを、しっかりと子どもに伝えましょう。

③色んな角度から教えていく

時間をかけてじっくりと、色んな角度から子どもへアプローチしてみるのがおすすめです。

一日で誤認識が正せるのなら、誰だって苦労はしません。何度も何度も、子どもの言い分を繰り返し聞きながら……他者の気持ちに注目するよう色々質問してみてください。

④他者理解を深める

自分の主張以外に相手の言い分もあるし、守らなければならないルールが存在することを子どもの心に染み込ませていきますい。他者理解ができるよう、サポートするのです。

⑤具体的なポイントを話す

どうしてこの場面で、暴言や暴力を奮ってはいけないのか――……。それについて、親が詳しく伝えられるようにしておきましょう。発達障がいグレーゾーンの子どもにとって、他者を理解するというのはとても難関な作業と言えるかもしれません。

だからこそ、しっかりと理論的に子どもが納得のいく答えを提示できるような状況を整えておく必要があります。

暴力や暴言を奮うのが悪いことだと教えるための方法・一例

重大な間違いについては、見逃すことなく正していかなければならないとお伝えしてきましたが、具体的に暴力や暴言を奮うのが悪いことだと教えるにはどうすれば良いのか、その実例を一つご紹介します。

暴力や暴言を奮うのが悪いことだと教えるための方法・一例
  • 色んな場面を想像させる
  • テレビや漫画などを使う
  • 具体性が大切

色んな場面を想像させる

様々な場面をイメージさせることが、発達障がいグレーゾーンの子どもが持ってしまった誤認識を解くためには重要なポイントです。Aの場面で暴力は駄目だと教えたなら、Aの場面以外は暴力を奮っても良いという覚え方をしてしまうこともあるでしょう。

発達障がいグレーゾーンの子どもは、言われたことを応用することを苦手とする場合があります。子どもそれぞれの特性をしっかりと見抜き、そういう子どもの場合は、様々なパターンをイメージさせて、暴言・暴力というのはいかなるシーンにおいても使っては駄目なのだと教えるようにするのが良いでしょう。

テレビや漫画などを使う

話し言葉よりも視覚的な情報優位の場合は、テレビや漫画などを一緒に観ながら、「この話において、どちらの登場人物が悪いのか、何故そう思ったのか」ということを話したりすると、理解してくれたりもします。

子どもが好きな番組や漫画などがあるのであれば、それを例として出すのがおすすめです。

具体性が大切

何よりも具体的に伝えることが大事です。抽象的なことを言ったり、「それが社会の常識」と話しても、なかなか子どもには理解できないことも多いでしょう。

誤認識を正すにあたっての注意点

子どもの誤認識を正す際に、気をつけておきたいことがあります。

誤認識を正すにあたっての注意点
  • 言い分全てを聞き入れるのは避ける
  • 子どもの気持ちを置いてきぼりにしない
  • 抑えつける教え方は逆効果
  • 親ではなく子どものペースに合わせる

言い分全てを聞き入れるのは避ける

子どもの言い分を聞くのは重要ですが、その言い分を100%正しいとするのは間違いです。

「子どもの自己肯定感を育てるためにも、できるだけ否定したくない」

そう思ってしまう気持ちもわかりますが、正しくないおこないをした子どもの言動・行動を全て受け入れてしまうのは、自己肯定感云々の問題ではありません。より好ましくない方向へ、子どもが突き進んでしまう恐れがあるでしょう。

子どもの気持ちを置いてきぼりにしない

子どもとしては、納得していないうちから色々言われても頭に入ってこないものです。社会の常識やルールを教えるのは良いことですが、子どもの気持ちが追いついていないうちから、たくさんのことを詰め込み過ぎるのはあまり良い方法とは言えないでしょう。

抑えつける教え方は逆効果

「決まりごとなんだから、こうしなさい」

「これが常識だから当然」

など、子どもの考えも何もかも蹴散らして抑えつけるような教え方はNGですよ。理解できていないと、「どうしてこんなことすら理解できないのか」と、子どもを否定するような言葉を使用するのは控えてください。

親ではなく子どものペースに合わせる

親としては、早く誤認識してしまったことを正したいと思うのは当然です。しかし、それを正すまでにかかる時間というのは、親であるあなたと、子どもでは違うもの。その子どもがもつ特性や成長速度などをしっかりと見極め、子どもにとってベストなペースで教えていきましょう。

その子の特性やペースに寄り添うための学び

子どもたちの特性やペースというのは、十人十色です。この子はすぐに理解できたけど、あの子は時間をかけて教えていく必要がある、など子どもによって教え方の違いが生じます。

すぎな塾では、そうした子どもの誤認識を正したいという考えを持つ、発達障がいグレーゾーンの子どもを持つご家族様からのご相談にも幅広く乗っています。

すぎな塾は、発達障がいグレーゾーンに属するご本人様やそのご家族様のためのオンライン講義をおこなう塾です。

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塾長は、相談支援専門員であり国際薬膳師の資格を持つ、障がい者福祉事業所の経営に携わっており、発達障がいについての知識があることはもちろん、様々な特性を持つ人と関わってきました。

その経験を活かし、どういう特性を子どもが持っているのか、どういう支援を望んでいるのか……。これまで培ってきたノウハウをつぎ込み、発達障がいグレーゾーンの子どもを持つ方にアプローチします。